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WEBブラウザの自動化において開閉はどうすべき?邪魔にならない方法

WEBブラウザの自動化において、ブラウザの開閉は必須ではありません。

「開閉せず開きっぱなしにする」という方法や、「複数同時に開く」という方法で、開閉せずに自動化を実現できます。

ただし、「開閉しない(開きっぱなしにする)」 場合や 「同時に複数開く」 場合には、パソコンのスペック(メモリ)やコードの書き方に工夫が必要です。

3つのパターンを比較して解説します。


パターンA:毎回開閉する(推奨)

前回の回答で提案した方法です。1つポストしたら閉じて、次のアカウントを開きます。

  • メリット:
    • メモリ消費が少ない: 常にブラウザ1つ分のメモリしか使いません。
    • エラーに強い: 「長時間起動していて動作が重くなる」「謎のエラーが出る」といったトラブルが起きにくいです。
    • 衝突回避: 同じChrome設定ファイルを読みに行く際、ファイルの競合エラーが起きにくいです。
  • デメリット:
    • 毎回起動に数秒〜10秒程度の時間がかかる。
    • 画面がチラチラして作業の邪魔になることがある。

パターンB:開きっぱなしにする(高速化)

Pythonプログラムを起動しっぱなしにして、ブラウザも閉じずに待機させる方法です。

  • 実装方法:
    • driver.quit() を書かずに、Python側で time.sleep(60) などでループ監視させます。
    • または、Seleniumの detach オプションを使います(Pythonが終了してもブラウザを残す設定)。
  • メリット:
    • 2回目以降の投稿が高速(起動時間がゼロ)。
  • デメリット:
    • メモリを食う: 5アカウントあれば、常にChromeが5つ起動した状態になり、PCが重くなります。
    • X側の更新: 長時間放置すると、Xのページ構造が裏で更新されたり、タイムアウトで再読み込みが必要になったりして、投稿時に要素が見つからないエラーが出やすくなります。

パターンC:同時に複数開く(並列処理)

「アカウントA」と「アカウントB」のブラウザを同時に立ち上げて、同時に処理します。

  • 実装方法:
    • driver1 = webdriver.Chrome(...)
    • driver2 = webdriver.Chrome(...)
    • このように変数を分けて同時に制御します。
  • 注意点:
    • Chromeは「同じユーザーデータフォルダ」を同時に複数のSeleniumから制御されるのを嫌う場合があります(クラッシュのリスクあり)。
    • 一気にアクセスするため、IPアドレス的な負荷がかかります。

現実的なおすすめ:どうすべきか?

個人開発かつWindowsでの運用であれば、「毎回開閉する(パターンA)」のまま、邪魔にならない工夫をするのが一番安定します。

もし「作業中に画面が出てくるのが鬱陶しい」というのが質問の意図であれば、以下の「ヘッドレスモード(画面なし)」または「ウィンドウ位置ずらし」を検討してください。

対策1:ヘッドレスモード(画面を表示しない)

Chromeの画面を出さずに裏側で実行します。
※ただし、Xはヘッドレスを検知してブロックする場合があるため、動作確認が必要です。

options.add_argument("--headless=new") # 最新のヘッドレスモード

対策2:ウィンドウを画面外に飛ばす(おすすめ)

画面は出すけれど、モニターの外側に表示させることで、作業の邪魔にならなくします。これならX側には「普通のブラウザ」に見えます。

# ウィンドウの位置を座標(-2000, 0)に指定して、画面の外に追いやる
options.add_argument("--window-position=-2000,0")

対策3:最小化して起動する

options.add_argument("--start-minimized")

まとめ

  • 技術的に開閉は必須ではありません。
  • しかし、安定稼働とPCの軽さを優先するなら「毎回開閉」がベストです。
  • 邪魔だからという理由であれば、開閉させつつ「画面外で実行」させるコードを追加するのが最も安全な解決策です。
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